有機白牡丹 白茶香港は蒸し暑く、暑気払いにプーアル茶に人気がありますが、最近は飲茶の飲み物として白茶の白毫銀針や白牡丹の人気が高まっています。油っこい食事と厳しい労働環境というストレス社会の中で香港は長寿ということで健闘していることは飲料としての茶が一因ではないでしょうか。 |
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白毫銀針や白牡丹などの白茶白茶の加工技術は最も天然で、釜による加熱と揉捻の工程もなく加熱も低いため茶本来の有効成分を最もよく保留していると福建農林大学の専門家は言います。白茶・緑茶・紅茶・青茶・黄茶・黒茶の中国六大茶のなかでも伝統的に意義のある白茶は福建省の福鼎と政和の両地のみに産します。欧米は中国より早く白茶の研究に着手したため、その成果も中国より進んでいます。そのため白茶は国外で広く使用されます。日本は茶として飲用されるほか、白茶の持つ抗酸化・抗菌作用に着目し化粧品や歯磨きの材料にもされます。 香りが高く味も濃厚な烏龍茶や緑茶に興味のあった私は福建省の茶商に白毫銀針や白牡丹などの白茶のような地味な味わいのお茶は売れるのですか?と尋ねたところ、刺激の少ない胃にやさしい味わいがうけて健康茶としてよく売れているとのことでした。 |
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上、白牡丹の原料 福鼎大白茶、中、摘まれた白牡丹一針二葉 下、日光萎凋 右、摘茶、いずれも仕入先農場のもの |
福鼎白茶 白牡丹生産地は福建省の福鼎・政和・県陽・松渓白牡丹の製法は白毫銀針と同じく揉捻(茶葉を揉む)をしていません。 香港の飲茶で出される白牡丹を飲んで病みつきになる人がいるという。油料理と暑さにはこの白牡丹という茶が似合うのかもしれません。 福建省各地 白毫銀針の規格落ちの茶葉で製茶さます。殺青温度は摂氏90度から100度と白毫銀針より高いです。 |
有機特級白牡丹 無農薬有機栽培
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福鼎大白茶または福鼎大毫茶の清明前後の一針一〜二葉が原料です。茶葉の外形の張ったものと柔らかい微小な芽の一針一〜二葉から三葉で、細かい白い毛(白毫)が密で、緑の芽葉は連なり枝葉は垂れて巻いていて均整がとれています。
色合いは調和がとれて灰緑か翠緑です。 香りは新鮮で爽やかです。仄かな香りで水色はうすくオレンジがかった澄みきった色調です。風味は爽やかで清らかな味わいで、淹れたあとの茶葉の色は黄緑で、葉脈は赤く褐色で、葉質は柔軟で鮮やかです。 有機特級白牡丹の飲み方 緑茶とおなじ飲み方でかまいませんが、揉捻(茶葉を揉む)をしていないために煎じる時間がかかります。 この白牡丹に使う湯の温度はグラスを温めたうえで90度以上の熱湯で淹れてください。 熱湯で青さを飛ばす方法を使います。これで十分に茶葉がほぐれますので、その後は80度以下の湯を使ってください。 普通の白茶のように70度くらいですと青さが味に出ます。有機茶特有の仄かな甘さと野趣の溶け合った端正な、ほかの茶にない独特の風味です。 |
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販売中の有機特級白牡丹2021年の春茶です。仕入れてから一年以上寝かせて熟成させております。茶葉は一針二〜三葉のなかに小葉と少量の白毫銀針と同じ新芽が混ざります。小葉はグレーがかった若草色のなかに緑色のものも少量混ざります。息をとめ、鼻を寄せて そっと吸いますと香りは芳しく、なんとも言えない清浄ななかに滋味をおびた甘い芳醇な香りが漂います。まず鼻の奥から頭部へぬけ、まぶたが潤い、肩のあたりから体全体が軽くなるようです。まさしく有機茶らしい感動があります。 まだ新しいので100℃に近い熱湯で青さを飛ばす淹れかたをしてみます。まず茶器を暖めてから、かさばりますので多く感じるくらいの茶葉をいれ湯をそそぎます。 茶葉は自然状態で揉念をしておりませんので蒸らし時間はゆったりと時間をおき、ながくします。熟成させておりますので、一煎目から柔らかい風味があります。二煎目以降はしだいに風味も穏やかに澄んできます。 それとなく時間が過ぎますと、飲み干したあとの爽やかさと、頭部がスッキリとして、なんとも言えない心地良さを心身に感じます。これが有機茶の味わいなのです。 白牡丹は若いものより少し置いたものが青さがとれコクがでて風味が良くなる傾向があります。老白茶と呼び、散茶の白牡丹も古茶の価格は下がらず、白茶餅などはかなり値上がりするものもあります。 |
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有機特級白牡丹 無農薬有機栽培全国メール便 送料無料 後払い!2023年3月中旬より新茶に切り替え評価を改めました。有機特級白牡丹 50g 価格 1880円(税込み) 有機特級白牡丹 100g 価格 3350円(税込み) 有機特級白牡丹 150g 価格 4800円(税込み) |
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蓋碗を使った白茶の淹れかた
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無汚染高山自有茶園福鼎大毫茶鮮葉原料有機特級白牡丹の茶葉原料は標高の高い無汚染の高山地区にあります。高山地区は年間を通じて気温が低く病害虫の発生期間が短く有機無農薬栽培に適します。しかしながら、中国での健康志向によるオーガニック食品への人気の高まりによる需要増しと標高の高いところでの茶葉採取や有機肥料などの運搬の作業はたいへんで労働集約的な手工芸茶などの茶以上に最も値上がりのしている茶種でもあります。 左:農場遠景と有機茶園、上:自有茶園の有機茶葉 |
有機茶緑色食品茶無公害茶普通常規茶 |
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このページの白牡丹の農場は2006年7月26日に有機栽培認証を光栄にも獲得しました。 中国の有機茶認証は一般国際有機茶認証よりも厳しい毎年の認定が必要な国際的にも評価の高い有機茶認証です。 左上:標志準用証・有機転換産品認証 左下:有機茶加工証書・有機茶園転換証書 普通常規茶と有機、無農薬茶とでは価格に相当なひらきがあり、また有機、無農薬茶は中国の店頭には希少でEUなどへの輸出向へまわされ良心的な農場との直接交渉が入手には必要です。 |
白茶伝説白茶への保健に関する素朴な土地の人の思いを伝えた伝説です。福鼎大白茶・白毫銀針・白牡丹にはそれぞれ美しい伝説があります。 |
福鼎大白茶伝説 数千年前から伝えられ、太姥山の地区に はしかが流行し、多くのこどもが苦難をうける。一軒の農家の少女が雪山の山頂に白茶の木を探し当てて、葉を摘み取り同郷の人々のために煎じて飲ませて疫病から守った。その後、少女は白茶の樹を一心に育成して同郷の人に茶を植えるように教える。 白毫銀針伝説 伝染病があったときに多くの勇敢な若者が仙草をさがしに山にはいりましたが見付けられませんでした。よく改心した娘がついに山頂に登り龍井のそばにきて仙草の上の芽を採取して井戸水を注いで花を咲かせて実が結びました。娘は種を採取して山をおりました。故郷の山の斜面に植えたら仙草は茶の木であった。 白牡丹伝説 前漢のころ、汚職官吏が政権をにぎることを嫌って退官した太守の母子二人が深い山に入った。奥の蓮池池畔に十八株の白牡丹が仙境のような場所にあることを知って山を下りた。母は高齢と過労のために病気になって寝込んでしまった。厳冬の季節、十八株の牡丹は十八仙人のお茶になって、枝先は浅緑の新芽がいっぱい出ていました。新芽を採取して干したところ白牡丹のようでした。新茶で鯉を煮て母に食べさせたところ母の病気は良くなりました。 |