雲南紅茶の茶葉

雲南紅茶

遠くチベット高原に源を発する瀾滄江(インドシナ側呼称、メコン川)が雲南省を南北に流れる地域に雲南紅茶が生産されます。
とりわけ瀾滄地区は瀾滄江が東側を囲むように流れ、同じくチベット高原に源を発する秀麗大河怒江東岸の影響を受けて雲南紅茶の最大の生産地となっています。左右、雲南大葉種の若葉。
雲南紅茶 茶葉
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雲南紅茶

雲南紅茶

柔らかく、しっとりと落ち着いた明るいスモーキーブラウン茶葉のなかに明るい金毫が混ざります。
茶葉はハリがあって元気さが感じられます。

金毫の割合は級品の雲南紅茶としては多く、金毫の色合いはツヤがあって煌びやかです。
香りは雲南紅茶特有の滋味をおびたなかに甘みが感じられます。香りは鮮烈で目にくるほどに感じられます。

98℃くらいで淹れてみます。 茶器を温めてから茶葉を入れ、茶洗はサッと湯をとおしてすぐに湯をすてます。 水色は明るい琥珀(コハク)色です。

ひとくち口に含みますと何やら感じるものがあって飲茶がすすみます。
まろやかさと潤いのある芳醇な風味で時間がすぎますと、滋味豊かな味わいで肚に残るものがあって級品の雲南紅茶とは思えないものがあります。
 雲南紅茶 水色
雲南紅茶 茶葉
雲南紅茶

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金芽紅茶

金芽紅茶
茶葉はふさふさとして、鳶色のなかに明るい金毫(ゴールデンチップ)を多くふくみます。その割合は50%を越えているようでまさに金芽紅茶です。金毫が多すぎますとコクと旨みが少なく煎もききませんで、このくらいがよろしいかと思います。

雲南紅茶らしい独特の滋味濃厚でスパイシーな香りがあります。 その香りは強く胸の奥にひびきます。 98℃くらいで淹れてみます。 茶器を温めてから茶葉を入れ、茶洗はサッと湯をとおしてすぐに湯をすてます。

水色は落ち着いた琥珀(コハク)色です。風味はサッパリとした味わいのなかにコクと旨みがあって飲み干したあとに体が温まってくるのを感じ、肚に力がみなぎってきます。
金芽紅茶1
金芽紅茶2
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雲南紅茶のご紹介

雲南紅茶は紅茶のなかでも濃厚なスパイシーな味わいで水色も赤みをおびた魅力のある深い色をしています。プーアル茶と同じ雲南大葉種が原料であるせいか深い味わいがあります。

優良品質の雲南産紅茶特徴
槇紅工夫
一番枝先の若芽の部分と白い産毛のある若芽とつぎの葉の同じ若芽ですが白い産毛のない三葉目が若芽の一心二葉で摘まれます。風味はあっさりとした純粋な味わいがあります。
槇紅砕茶
味・香り・水色ともにの濃厚でスパイシーで香りも高いのですが繊細な味わいには欠けますのでミルクや砂糖添えて飲むのに適します。 

雲南省で大葉種の茶葉を用いて丁寧に作られた金毫(ゴールデンチップ)を多く含み香気高く、滋味濃厚で水色は澄んだ紅色をしてスリランカ産を凌ぐとされます。中国では雲南紅茶のほか槇紅とも呼ばれ槇江紅茶は日本での呼び名です。槇江とは雲南の雅名です。
(槇の文字はは正確にはサンズイです。)

雲南産紅茶は主に雲南瀾滄江沿岸の瀾滄、保山、思茅、西双版納、徳宏、紅河の地域の20箇所ほどが産地となっています。瀾滄地域が最大の40%を占めます。
このことはこの地域がミャンマーと接する地域であることから雲南産紅茶は中国の辺境のとても特徴のある紅茶であることが分かります。

ページ冒頭が雲南大葉種の若葉で成長すると右のような大きな葉となります。瀾滄地区などは国家級自然保護区となっておりアジアゾウやベンガルトラなどの貴重な野生動植物の宝庫です。
茶山雲海

茶山雲海
瀾滄市1
(瀾滄市双江ラフ族ワ族プーラン族タイ族自治県)

雲南紅茶の茶葉2雲南大葉種

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