薄胎手描き紫蘭蓋碗

鳥龍入宮　人浸入静	薄胎の蓋碗精巧で美しい陶磁器の茶道具の蓋碗は茶碗、茶蓋、茶船のスリーピースからなり紫砂と同じくらい美しいとされます。蓋碗は三才碗とも呼ばれます。三才とは天、地、人の意味です。一組の蓋碗は小さな茶道具ながら小宇宙を構成し、古代の哲人の思想を秘めているそうです。茶船に収まった茶碗はとても安定して倒れにくく、お茶を飲むのに最適な茶器です。左右画像福建省厦門市劉華雲撮影	懸壺高沖　以茶為敬
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薄胎手描き紫蘭蓋碗

野に咲く花のように♪～という歌がきこえてきそうな紫蘭の絵です。
日本産の春蘭よりも可憐で野趣のある蘭の絵です。

風にたわんでいるようにも見えますが、実はこのポーズは中国ではおなじみのポーズです。
アベックが写真を撮るときに直立するよりも斜めに傾斜したほうが四角い画面をいっぱいに有効に使えるからです。
白黒の古い写真でも現代でもよく使われます。この紫蘭もアベックですね。

薄胎とは薄くつくられた蓋碗の呼び方です。この蓋碗は薄胎でも適度な薄さで薄すぎません。
釉は純白ではなくややベージュがかった瀟洒な紫蘭に似合う落ち着いた色合いで心を和ませる雰囲気があります。
この蓋碗のシリーズは茶海・茶杯とそろっています。