中国茶・相高茶荘の店長日記       トップページへ

03年03月03(月)
 美しいものは高くつく…  朝から茶館の三階ではエアコン工事が始まっています。エアコン1台を取り付けるのに3時間半もかかってしまいました。建物の外観を美しく保つために配管を小屋裏の中を通したのです。押入れの中の配管も同じだそうですが、排水の工事が必要なのだそうです。
 建物の裏側まで配管を伸ばしたりして、工事代金は基本工事料金プラス2万3千円かかりました。

03年03月04(火)
 ジャスミン茶を想う…、きのうエアコンを取り付けた三階ではカラオケ教室が開かれています。これからは月に2回のペースで開催される予定です。レッスンの休憩時間に中国茶を召し上がっていただくことになりましたが、本日はジャスミン茶と安渓烏龍茶を、お出しました。
 人気があったのはジャスミン茶のほうでした。ジャスミン茶のほうが淹れやすいこともありますが、このジャスミン茶、国色天香は仕入れ値が鉄観音や龍井茶の安価なものより高くつく品で、とても上品な味と香りを持っています。一般にジャスミン茶は安価で品質の劣る茶に香りを付けているというように低く評価する人が中国茶を売る人の中にもいますが、ジャスミン茶の本場中国福建省には実に多くのジャスミン茶に様々な名前が付けられており、日本に紹介されているのはその中のほんの一部なのです。

03年03月06(木)

 一階のカラオケルームでは大勢人が集まってカラオケパーティが開かれています。総勢13人です。
 中国茶は五種類用意しましたが10人の予定で茶器の準備が不十分な事と、二階からの運搬方法に不慣れだったこともあり、もう少しうまく淹れられたらなあ…と悔いは残りました。
 今日も人気があったのはジャスミン茶、そして安渓烏龍茶は数では一番多いのですが、これはカラオケ教室でお出ししているので馴染みがあるためのようです。中国茶の名前と解説を並べてもなかなか手を出しにくいようでした。まだまだ、中国茶はマイナーな存在なのだなあと感じました。

03年03月11(火)
 病院にて…今日のお話はキレイな内容ではありませんので、興味をお持ちでないかたは飛ばしてください。母が入院しました。骨粗鬆症による腰椎の圧迫骨折の症状が悪化したためです。
 病院は家に近い救急病院で私が13年ほど前に交通事故でお世話になったことがあります。その時の医師や職員の対応は救急病院のためか無骨な印象を受けましたが、今日入院の手続きをしましたがとても接客に配慮していて院内の内装もコギレイになっていました。
 病院も競争の時代なのでしょう。でも、合理化のために業務の外注への割り振りが多く、母は食事など早く済ませるように急かされるとこぼしています。

03年03月12(水)
 オリンピックの金メダルを手にする…本当です。今日、オリンピックの金メダルを手にしました。
 でも私がメダルをとったのではありません。ミュンヘンオリンピック女子100メートルバタフライの金メダリスト、青木まゆみさんの金メダルを手にしたのです。オリンピックの金メダルを見るのも手にするのも初めてのことです。他の人は重いと言っておられましたが、私は意外と軽く感じました。大きさもテレビで見るより小さく感じました。今日はネット仲間の勉強会で青木さんが講師に招かれたので,こんな縁があったのです。
 青木さんはネットの専門家ではありませんので、講演で印象に残ったことは「感謝・挨拶・人の話しを聞く」、そして仕事をやっていると人間関係の悩みは有るということでした。
 最近ネットオークションで嫌な事がありましたのでこのお話が印象に残っています。OFF会でも隣りの席でご一緒できて、今年は何か良いことが有るのではと期待しています。

03年03月13(木)
 大きなマスク…茶館の二階で内装の工事をしていると何やら一階のドアがガチガチ鳴って大きな声がします。降りてドアを開けると家主の伊藤さんが入ってきました。元気そうなので何よりです。
交通事故のリハビリーも順調のようです。大きなマスクをしていて花粉症なのだそうだ。今年は花粉症がキツイらしく「甜茶」なるものが巷で話題になっている。私自身が花粉症なので、アレルギー専門の病院で検査を受けてれば病院の処方の確実に効く薬があることを知っているので儲け主義の薬には興味は感じないのです。
 なぜか今年は花粉症の症状がほとんど出ないのです。外出が少ないせいもありますが、中国茶を売っている友人が出店しているデパートから「凍頂烏龍」が花粉症に効くということで売り切れて、「在庫は有りませんか」と問い合わせがあったと聞きました。
 「凍頂烏龍」は台湾茶を代表する烏龍茶です。仕事の関係で毎日烏龍茶を飲んでいる為に花粉症に効いたのでしょう。やはり烏龍茶は様々な面で体調を整える効果が有るようです。
                   
03年03月16(日)
 シチュー…今日のおかずはシチューです。なぜシチューなのかと聞かれますとジャガイモの始末に困っているのです。
毎年、北海道の親戚からダンボール2箱のジャガイモを送って頂いているのですが、家族が離れていたりすると余り気味になり、春になると芽が伸びて今では5センチくらいになっています
 芽に栄養を取られるのか、ジャガイイモはシワが出来てブヨブヨぎみです。でも逆に味は新ジャガより水くさくなくてよろしい。テレビの前で包丁を持って皮むき、男の料理?…こんどはカレーかな。

3年03月18(火)
 エンジ色…漢字では「臙脂」と書くそうです。でもこれは今、辞書で調べたのです。赤とむらさきとを混ぜた色の絵の具。あざやかな赤色の顔料・染料。と辞書にはありました。
「エンジ色」という言葉はこどもの頃によく使った記憶がありましたが、最近はほとんど使いません。
 もっぱら「ブルー」とか「ブラウン」「グレー」など横文字が多いようです。美輪昭宏さんが「エンジ色」は昔から日本にある色で戦争中にカーキ色の軍服が横行して無くなってしまった。ということをテレビで言っておられるのを聞きました。昔のパンジーで「三色すみれ」という品種の「茶」の色に似ています。薔薇では赤みの強い「黒薔薇」でしょうか。パンジーやその親戚のビオラや薔薇、コスモスなどに「エンジ色」があるようです。
 前置きが長くなりましたが今日のカラオケ教室でお出しした「祁門紅茶」の色が鮮やかな赤い「エンジ色」だったのです。紅茶の鮮度の良いものはとても良い赤い色をしていることがあります。
 茶の水色を表すのに「血のように赤い」とは言えませんが、とても鮮度を感じさせる赤い色なのです。とっても美味しいと言われるのは嬉しいことです。この祁門紅茶は価格の高いのを探して仕入れたのです!

03年03月19(水)
 腹が痛い…  夜になって腹が痛いのに気が付く、でもいたって顔色は良く気分も良い。
 やはり一昨日の腹筋運動のせいだと気づく。スポーツは忙しい毎日を送っているので、隔日に30分以内くらいの時間に町の体育館のトレーニングルームで筋トレをするだけなのだが、なかなか腹筋運動まで時間が取れなません。でも腰痛になった時に、医者から腹筋と背筋のトレーニングを勧められましたが、腹筋はどうもとっつきにくく後回しになります。
 記録を見ると3ヶ月近くもやっていなかったのです。痛いといってもこの痛さは「心地よい痛み」なのです。これからは気候も良いので時々はメニューに加えたいものです。

03年03月24(月)
 スリランカ紅茶のネットショップが店を閉じた…  久々に知っているスリランカ紅茶のネットショップをお気に入りからページを開いて見るとホームページが閉じられていました。
 「店主が突然の病気で業務が一時中断…」 とありました。この店は地元の創業者グループのサークル仲間で紅茶のビジネスもスリランカの留学生との交流の中から生まれたところなど、私の中国茶ビジネスと似たところがあり、親近感を持っていただけに心配です。
 ネットショップは自宅でマイペースで出来るようなイメージがあるようですが食べていけるようになるには神経と睡眠時間をすり減らし、失礼しました。お店が再開されたらメールを出してみましょう。

03年03月25(火)
 リヤカー…  茶館のカンバンをオークションで入手しました。蛍光灯の電照看板です。二台とも大阪市内からの出品でしたので引き取りにいきました。場所は浪速区と西成区です。
どちらも愛燐地区といって今問題となっているホームレスの増えている地区に隣接しています。今日もダンボール紙を「リヤカー」に積んで引いている人がいました。ここは電気屋街の日本橋に近いので、よくリヤカーを目にします。「リヤカー」は小学校の庭掃除の思い出なのですが、中国では今でもバスから家までの荷物運びや茶葉や茶器を買う市場の路地での荷物運びなど、少しのチップで使える便利さがあります。
しかし、ここでの「リヤカー」は寂しさがあります。でも道を尋ねた人は皆親切で庶民的な心の優しい人ばかりでした。


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